焙煎機について

黒猫珈琲焙煎所の焙煎機について

以下、自作焙煎機の基本スペックです。

熱源:直火式/ガス(イワタニのカセットコンロ)
焙煎方法:手回し式
最大生豆投入量:800g


一応、目安となる焙煎プロファイルはありますが、外気温の影響を強く受けるため、実際は”勘と経験頼りの職人スタイル”になりがちです。
豆によっては1kgの焙煎も可能ですが、焼きムラや不良豆が多発するため、現在は800gを上限にしています。

材料は近所のホームセンターとダイソーで調達。
唯一、ローリンググリル(バスケット)のみAmazonで購入しました。

実際の焙煎作業の様子

こんな感じで、自作した焙煎機の割に安定して焙煎ができています。
あとは好みと世界観によって意見が分かれますが【直火式】のため、チャフが燃えて燻されたスモーキーさを
香りと考えるか?
焦げ臭いと考えるか?
によって、このコーヒーが適する場面が変わってくるかと思います。

焙煎機を作ることになった経緯

最初は、自家消費用にAmazonで購入した四角い直火式ロースター(1回100g程度)からのスタート。
当然、営業用としては容量も精度も不十分で、同じ焙煎度を安定して出すのはかなり難しいと感じました。

次に検討したのは市販の焙煎機。
ですが、どれも高額かつ、熱源の問題で設置が難しい…。
「それなら作ってしまえ!」と、YouTubeやブログを参考にしながら、DIYに踏み切りました。
Youtubeやblogで作り方を調べ、円柱型のロースターを購入し、バスケット内に攪拌版を追加し。
キリネジを使ってシャフトを作り、ダブルナットで固定、ハンドルをつけて。
ステンレスの板を曲げたりグラインダーで切ったり…と補強と改良を繰り返し、今の形に落ち着きました。

熱源は長尺のカセットコンロを使用。
熱効率とチャフの飛散防止、安全性のために焙煎機全体をステンレス板で囲っています。
この形で約10kgほどの試験焙煎を重ねた結果、狙った焙煎度を安定して出せるようになりました。

最大の欠点としては、気温が氷点下になる冬場は焙煎場と焙煎機の温度が十分に上がらず、品質保証ができないため不定期営業/休業が避けられないことです。
これは当時から予想はしていましたが、実際に冬を迎えてみてやっぱり無理だったと感じています^^;

なお、Eラーニングを活用し食品衛生管理者の資格も取り、保健所にも届出を提出。
正式に手続きを踏んで「珈琲豆焙煎所」を設立し、通販サイトも立ち上げて現在に至ります。

今後の目論見

正直、フジローヤルのサンプルロースターや、AIを使って制御できる最新式の焙煎機も欲しいですが(笑)
副業のペース配分を考えるとコスト的に合わないという点と、何より「直火式&手回し式」で完成してしまったので、ここは動かさない方が良いと考えています。
また、手回しにしないで電動化も考え、試しに電動ドリルを使って半自動化を試みたのですが、結果は失敗。
回転数が早過ぎると遠心力でコーヒー豆がバスケット内で張り付いて上手く攪拌されず=焦げる。
逆に回転数が遅いと、当然、焦げ豆が多発し、この辺の調整が手作業じゃないとなかなか難しいな…と。
とは言え、電動化が成功すれば大量生産=作業効率アップに繋がり、コスト削減=価格維持も可能になるので、試行錯誤は続けていきたいと思います。
いつになるかわかりませんが、2号機が出来上がったらまたご報告いたします。

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