焙煎直後のコーヒー

コーヒーは、焙煎直後より少しエイジングした方が美味しい。
よく聞く話である。

実際、焙煎直後はガスが多い。
そのため抽出が安定せず、味がブレやすい。
一方で、香りはガスが多い分強く感じる。
上手く抽出できれば…と条件はつくが、むしろ新鮮で美味しいという意見もある。
結局は好みなので、それぞれ好きに楽しめば問題はない。

…が、同時に疑問も感じる。
そもそも一般の人が「焙煎直後のコーヒー」に触れる機会は、どれぐらいあるのだろうか?

工場で焙煎後、手元に届く頃には数日経過している。
スーパーや量販店なら、さらに時間が経っている。
ならば、自家焙煎店で豆を直接買う?
それでも当日焙煎とは限らない。
店によっては一定量をまとめて焙煎し、適切にエイジングしてから販売する。
オペレーション的にも、そこまで不自然な話ではない。

YoutubeやInstagramでは、
「焙煎直後は美味しくない」
そんな話もよく見かける。

内容そのものは理解できる。
実際に、抽出が安定しないので相応の技術がないと美味しく仕上がらない。

ただ、一般の人にそこまで声高に強調する必要があるのか?
・焙煎直後はダメ
・数日置いた方がいい
・飲み頃は○日後

そんな話を聞いていると、少し考えてしまう。
「ならば、焙煎10分後のコーヒーは不味いのか?」

結論:そもそも、その”焙煎直後のコーヒー”をどれだけの人が手に入れられるのか?

なんか、エンドユーザーを置いてきぼりにした、ポジショントークで盛り上がっているようにしか感じられない。

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