熊の話になると、ネットは急に専門家だらけになる。
・プロのハンターを配置
・緩衝地帯を作る
・地域で安全管理
立派な提案。
費用は誰か。
危険も誰か。
責任も誰か。
雄弁に語る動画を散見するが。
そもそもハンターの多くは、本業を持つ一般人でボランティアである。
狩猟は基本的に趣味。
その延長と好意で地域の駆除にも協力しているに過ぎない。
「その地域に住みますか?」
途端に主張が言い訳がましくなる。
熊と暮らすのは遠慮したい。
危険は避けたい。
生活は守りたい。
でも、熊を殺すのは可哀想だし、それを主張している自分は輝いている。
実に人間らしい。
熊?
家の裏に住んでいるが?(笑)
むしろ、熊の方が「人間が出た!」と驚いているんじゃないか?
うちはそんな環境だ。
安全圏から飛んでくる正論ほど、軽いものはない。
石を投げるのは一瞬。
熊と隣接して暮らすのは毎日。
その差ぐらいは知ってから語ってほしいと感じる。
賛否の双方共に。
画面の向こうは今日も平和である。

